民間建築
一般住宅、共同住宅、福祉施設、保育園、事務所、店舗、工場など、創業70年以上に亘る技術と経験を活かし、多様化するお客様のニーズにお応えします。
新築・リフォーム・修繕など、お気軽にご相談ください。
◇◇ その他,様々の種類の建築に対応しております。詳しくはお問い合わせ下さい。
RC外断熱
- 『外断熱』と『内断熱』の違い
- 外断熱は、地球に優しい省エネ機能
- 住む人の健康を考えた外断熱の住まい
- 結露現象の抑制と優れた耐久性で資産価値も向上
“断熱材は、構造体の内側に施工するもの”
この既成の常識が、実は鉄筋コンクリート建築(RC建築)の大きな欠点になっていました。
「ハイパール工法」の、まさに独創とよびたいテクノロジー「外断熱工法」は、
建物全体を躯体も含めて包み込む、魔法瓶のような断熱工法。
内断熱では決して到達できない優れた断熱性を実現しました。
内断熱 | 外断熱 | |
---|---|---|
1.躯体保護 | 太陽日射による熱応力を生じ、コンクリート躯体が損傷する。 | 太陽日射による熱応力が微小となり、躯体が傷まない。 |
2.熱橋 | 冷熱橋となるため局部結露などの害を生じる。熱橋部分の断熱保護処理が、施工上あるいは美観上困難であることが多い。 | 温熱橋となるため害を生じない。熱橋部分の断熱保護処理が容易であることが多い。 |
3.表面結露 | 暖房停止時の室温が低く、壁表面温度がさらに低くなるため結露しやすい。換気不十分な場合は、結露防止が不可能になる。 | 繰り返し暖房が使用されている部屋では、暖房停止時の壁表面温度が高く、また最低室温が高いので結露しにくい。 |
4.内部結露 | コンクリート躯体と断熱材の相互位置関係が間違っているため、断熱材の室内側に完全防湿層を設けない限り内部結露は防げない。 | コンクリート躯体と断熱材の相互位置関係が正しいので、室内側に防湿層がなくても結露しない。しかし外装材の種類によって断熱材と外装材の境面が結露するので、防湿層を設けたり、換気方式を利用する。 |
5.室温変動 | 室温変動は外断熱より大きい。特に暖房停止時の温度降下が大である。夏はコンクリートの蓄熱によってほてりで暑さを感じることがある。 | 室温変動は少ない。特に暖房停止時の温度降下が少ない。室内側コンクリートの熱容量が働き室温の変動を妨げる。夏のほてりを防止する。 |
※1.躯体とは/建物の骨組み、強度にかかわる部分。(鉄筋コンクリート及び鉄骨部分)
※2.熱橋(ヒートブリッジ)とは/断熱材の内と外を貫いて熱を伝達する部分。
テスク独自の技術を結集させたRC外断熱「ハイパール工法」なら、結露、カビの心配をなくした暖かい部屋。アレルギーが発生しない安全な部屋。火災や地震に強い家。騒音や生活音の少ない家。そんな入居者が快適に安心して住まうことのできる理想のマンション、入居者が満足できる差別化された賃貸マンションを実現することができます。
しかも、ハイパール工法は外断熱工法の大きな課題だった低コスト化にも成功。マンションの常識を変えた収支と資産価値を実現しました。
メリット1【結露防止・省エネ ~外壁が躯体を守り、壁面結露を防ぐ~】
密着型通気工法をはじめとする独自技術を結集させた外断熱工法により、壁内結露や日射による熱応力から建物のコンクリート躯体の劣化を防止。また、外断熱工法の建物は外気温に左右されにくく安定した室内温度を保つため、冷暖房費を徹底的におさえる高い省エネ性能も発揮します。
メリット2【経済的で高耐久 ~低ランニングコストを実現~】
ハイパール工法は、不要な壁を減らし、ハイ・ストールパネルを利用することによりイニシャルコストを大幅に削減する工法です。さらに、高エネルギー効率による快適性、耐久性など長い目でみるコストパフォーマンスを考えた低ランニングコストを実現します。
メリット3【心地よい室内環境 ~静かで快適な住環境を確保~】
いくつもの住居が集まって暮らすマンションでは、音のプライバシーへの配慮も欠かせません。外部からの騒音や隣戸からの音を伝わりにくくするため、コンクリート壁と特殊耐火遮音間仕切りやハイ・ストールパネルを組み合わせて静かで快適な居住環境を実現しています。もちろん上下階も床スラブ厚を200mmを確保し、大幅に遮断します。
ハイパール工法は密着型でありながら、通気層を設けるという独自の技術により、従来の外断熱工法の弱点であった、「高コスト」「内部結露」を解決! 経済的で耐久性が高く、健康・安全な鉄筋コンクリート造建物を実現しました。
密着型でありながら通気層を設けた独自技術
- 外断熱工法では一般的に「密着型」は非通気工法と認識されていますが、ハイパール工法は「密着型」でありながら通気層を持った独自開発の密着型通気工法です。
- 通常「密着型」は通気層がないため、躯体であるコンクリート及び外装材と断熱材の間に結露が発生したり、日射による熱応力で外装材剥離がおこる心配もあるとされています。しかし、ハイパール工法は通気層を設けることにより「通気工法」のメリットである壁内結露を防止し、熱応力による外装材の劣化を防止することで、建物の耐久性を飛躍的に延ばすことを実現しました。
- さらに、取り付けに複雑な金物を要しないので施工性が良く、型枠兼用となるため、他の通気工法(グラスウール外断熱工法)よりもコストが抑えられます。
- 自社独自で開発したハイ・ストールパネル、DFパネルの外装材に通気層を設け、専用に開発された笠木、水切りにより新たな外断熱工法を完成させました。
「ハイパール工法」の、いわば心臓部といえる断熱複合パネル「ハイ・ストールパネル」。この当社独自の高性能パネルを帳壁に、そして耐力壁には押出成形セメント板と断熱材の複合パネル「DFパネル」を併用して高い断熱性を実現。
断熱・耐久性、そして省コスト性。マンション建設に求められる性能に新たな解答を出した2種の断熱複合パネルが、RC外断熱工法のマンションクオリティを物語ります。